目的
Cloudflare Pages で公開中の MCP ガイドを、自社ブランドの URL mcp.snowmole.co.jp でも配信できるようにします。既定の mcp-guide-dgd.pages.dev のままでは社外顧客への信頼感が下がり、ブランド統一も保てません。
この作業を完了すると、顧客に自信を持って URL を共有でき、将来ホスティングを変えても URL 資産が守られます。SSL 証明書も自動発行されるため、運用コストはゼロです。
https://mcp.snowmole.co.jp/ を開くと MCP ガイドが表示され、鍵マーク(SSL)が出る状態にすること。既存の mcp-guide-dgd.pages.dev もそのまま使える状態を維持します。
現状 vs ありたい姿
なぜこの作業が必要か、完了後どう変わるかを視覚的に対比します。ボタンで切り替えて確認してください。
- URL が
pages.devで社外向けの信頼度が低い - 顧客が覚えにくく、再訪につながらない
- 営業資料・メール署名に載せてもブランドが立たない
- ホスティング先を変えると URL も変わる(資産化できない)
- 他の社内資料と URL がバラバラで統一感がない
- 自社ドメイン URL で配信 → 社外の信頼感 UP
- 短く覚えやすい URL で顧客の再訪を促進
- 営業資料・メール署名でブランドが立つ
- ホスティング先を変えても URL は維持、長期資産化
- 無料で SSL 自動発行 + グローバル CDN 付き
全体の流れ
3 ステップで完結します。あなたの作業は最初の 10 分だけ。残りは自動です。
前提条件
作業開始前に以下が揃っていることを確認してください。
- Cloudflare Pages に
mcp-guideプロジェクトがデプロイ済みであること - Cloudflare アカウント(
taigis@snowmole.co.jp)の管理者権限 - お名前.com Navi のログイン情報(
snowmole.co.jpの管理者) - 上の 2 サービスを同時に操作できるブラウザ環境
1ダッシュボードを開く
以下のボタンで、直接 mcp-guide プロジェクトの Custom domains 画面に飛べます:
必要に応じて Cloudflare にサインイン(taigis@snowmole.co.jp)。
2「Set up a custom domain」をクリック
画面に「No custom domains yet」と表示されているはずです。右側のオレンジ色のボタンをクリック:
3ドメイン名を入力
ダイアログで以下を入力します(コピペ推奨):
入力後、「Continue」をクリック。
4表示される CNAME 情報を確認
次の画面で、Cloudflare から「お名前.com の DNS にこの CNAME を追加してください」と指示が表示されます。値は次のとおり:
このタブは開いたまま STEP 2 に進みます。あとで検証状態を確認するため同じ画面に戻る必要があります。
2DNS 設定画面へ移動
- 上部メニューから「ドメイン」をクリック
- ドメイン一覧から
snowmole.co.jpの右側「DNS」列のリンクをクリック - 「DNS レコード設定を利用する」の「設定する」をクリック
DNS 機能を初めて使う場合、「DNS レコード設定を利用する」のチェックと利用開始の確認が入ります。案内に従って進めてください(無料)。
3CNAME レコードを追加
画面下部の入力フォームに、以下の値を入れて「追加」をクリック:
| 項目 | 入力する値 |
|---|---|
| ホスト名 | mcp |
| TYPE | CNAME |
| TTL | 3600(既定値のまま) |
| VALUE | mcp-guide-dgd.pages.dev |
| 状態 | 有効 |
ホスト名には 「mcp」だけを入れます。「mcp.snowmole.co.jp」のようにドメイン全体を書くと間違いになります。
4設定を確定
- 追加したレコードが一覧に表示されていることを確認
- ページ最下部の「確認画面へ進む」をクリック
- 内容を確認して「設定する」をクリック
- 「完了しました」のメッセージが出れば OK
設定変更は即座には反映されません。次のセクション (STEP 3) で待機と確認を行います。
1何が起きているか
DNS レコードを追加した瞬間から、以下が自動で進行します:
- DNS 伝播: お名前.com のネームサーバーが世界中の DNS キャッシュに新しい CNAME を配信(通常 5〜30 分、最大 24 時間)
- Cloudflare の自動検証: 定期的に
mcp.snowmole.co.jpを調べて、自社のプロジェクトに向いていることを確認 - SSL 証明書の自動発行: 検証通過後、Let's Encrypt または Google Trust Services から無料の SSL 証明書を発行(数分)
- 公開:
https://mcp.snowmole.co.jp/でアクセス可能に
STEP 2 が終わった時点で、手作業は完了です。あとは気長に待ちます。
2進捗の確認方法
Cloudflare ダッシュボードに戻ると、ドメインの状態を確認できます:
- Pending: DNS 検証中(黄色アイコン)
- Verifying: 検証完了、SSL 発行中
- Active: 完了、使える状態(緑のチェック)✅
状態は自動で更新されますが、ページをリロードして確認するのが確実です。
動作確認
Cloudflare 側が Active になったら、実際に動いているか検証します。
DNS の反映確認
nslookup
nslookup mcp.snowmole.co.jp
dig(詳細版)
dig mcp.snowmole.co.jp CNAME +short
HTTPS 接続確認
curl でヘッダー確認
curl -I https://mcp.snowmole.co.jp/
ブラウザで開いてみる
https://mcp.snowmole.co.jp/ を開き、MCP ガイドが表示されれば成功です 🎉
URL を顧客向け資料・メール署名・Slack のピン留め・営業トークに反映。mcp-guide-dgd.pages.dev でもアクセス可能なまま維持されるので、古いリンクが壊れることはありません。
トラブルシューティング
想定される問題と対処法。該当する症状をクリックして展開してください。
🔄30 分経っても Cloudflare 側が「Pending」のまま
多くの場合、DNS レコードの入力ミスです。次を順に確認:
- お名前.com の DNS レコード一覧で、
mcpに CNAME が登録されているか - VALUE が
mcp-guide-dgd.pages.devかつ末尾に余計なドット「.」「/」が付いていないか - 状態が「有効」になっているか(無効のまま保存されているケースあり)
nslookup mcp.snowmole.co.jpで実際に CNAME が返ってくるか
いずれも問題なければ、DNS キャッシュの都合でさらに 30〜60 分待つと反映することがあります。
🔒「SSL handshake failed」や証明書エラーが出る
DNS 検証は完了しているが、SSL 証明書の発行が進んでいない状態です:
- 発行中: 通常は追加 5〜10 分で完了。Cloudflare ダッシュボードで「Certificate: Active」を確認
- CAA レコードが邪魔:
snowmole.co.jpの CAA レコードが Let's Encrypt を許可していない場合、証明書が発行されない - ブラウザキャッシュ: 一度シークレットモードで開いて切り分け
❌Error 1001 / Error 522 / 404 が表示される
- Error 1001 (DNS resolution error): CNAME の向き先が間違っている。
mcp-guide-dgd.pages.devになっているか確認 - Error 522 (Connection timed out): Cloudflare 内部の一時的な問題。数分待つと解決することが多い
- 404 Not Found: ドメインは生きているが、該当ファイルがない。
mcp-guideプロジェクトにindex.htmlが含まれているか確認
🚫お名前.com で CNAME が追加できない
次のケースが多いです:
- ホスト名欄に
mcp.snowmole.co.jpと全部入力してしまっている(mcpだけが正解) - VALUE 欄の末尾に余計な空白や改行が混入
- 同じホスト名で既に別タイプ(A レコードなど)が登録されている → 競合するタイプは削除が必要
⏰ブラウザでキャッシュされた古い情報が出続ける
ブラウザや OS の DNS キャッシュが古いレコードを持っている可能性:
- Windows:
ipconfig /flushdns(管理者 PowerShell) - macOS:
sudo dscacheutil -flushcache; sudo killall -HUP mDNSResponder - ブラウザ: シークレットモードで開く、または chrome://net-internals/#dns の Clear host cache
🔁設定をやり直したい / 削除したい
- Cloudflare Pages ダッシュボード →
mcp-guide→ Custom domains → 対象ドメイン右の「⋯」→ Remove - お名前.com の DNS 設定画面で、対応する CNAME レコードを削除
- 両方で削除したあと、改めて STEP 1 からやり直せば OK
よくある質問
設定完了まで最大どのくらいかかる?
通常は 10〜30 分。長くても 2〜3 時間以内に完了します。24 時間経っても反映されない場合は DNS レコードの入力ミスの可能性が高いので、再確認してください。
SSL 証明書はどこから発行される?追加費用は?
Cloudflare が Let's Encrypt または Google Trust Services から自動発行します。完全無料で、有効期限の更新も自動。証明書の管理を意識する必要はありません。
既存の mcp-guide-dgd.pages.dev の URL は使えなくなる?
いいえ、両方同時に使えます。カスタムドメインを追加しても元の URL はそのまま残るので、古いリンクが壊れる心配はありません。
他にも docs.snowmole.co.jp などのサブドメインを追加したい
同じ手順で追加可能です。各サブドメインごとに STEP 1・2 を繰り返します。既存のドメイン設定への影響はありません。
ドメイン全体を Cloudflare 管理に移した方がいい?
サブドメイン 1〜2 個なら現状維持(お名前.com の DNS + CNAME)で十分。将来的に DDoS 対策・より細かいキャッシュ制御・Cloudflare Access によるアクセス制御などを活用したい場合は、ドメイン全体を Cloudflare に移管するメリットがあります(別途手順書が必要)。
HTML を更新したら自動で反映される?
いいえ、手動デプロイが必要です。mcp-guide/ フォルダで以下を再実行:
npx wrangler pages deploy . --project-name=mcp-guide --branch=main --commit-dirty=true
再デプロイ後は数秒でカスタムドメイン側も最新版に切り替わります。URL もそのまま。
パスワードやアクセス制御をかけたい
Cloudflare Zero Trust の Access 機能で、メールアドレス単位・会社ドメイン単位・OTP ログイン等を無料(50 ユーザーまで)で導入できます。別途手順書が必要ですが、既存設定に上乗せで追加可能です。
完了チェックリスト
すべて ☑ になっていれば作業完了です。
- Cloudflare Pages のカスタムドメイン画面で
mcp.snowmole.co.jpが「Active」になっている - お名前.com の DNS レコード一覧に、
mcpの CNAME が「有効」状態で表示されている nslookup mcp.snowmole.co.jpがmcp-guide-dgd.pages.devを返すcurl -I https://mcp.snowmole.co.jp/が HTTP 200 を返す- ブラウザで
https://mcp.snowmole.co.jp/を開いて MCP ガイドが表示される - 鍵マーク(SSL)が表示され、証明書警告が出ない